「シン・ゴジラ」がすごすぎた。
ども前田です。
いまさらながら「シン・ゴジラ」見ました。
多少のネタバレ含みます。
とりあえず見るのが今さらになってしまったのは、正直特撮に興味が無ければ、ゴジラにも興味がなくアクション映画が苦手で、さらに言うと庵野監督も特に好きという訳ではなかった(映画版のエヴァをちょろっと見たくらい)
なので、映画館で見る気は全くなかった。
ただ、上映期間中にスッキリなどでコメンテーターをしている宇野さんのTwitterかなんかを見てちょっとだけ見たくなった記憶があるくらい(曖昧)
そんな訳で、これだけ話題になってるし、映画好きとしてはDVDになったら見るかなーくらいに思っていました。
そしてやっとヒマな時間があったのでDVDを借りて見た次第でございます。
後悔はこの映画をなぜ映画館で見なかったのか。ということ。
申し訳ないけれども全然期待していなかったので、スマホゲームをやりながらDVDをセット。
スマホいじりながら流し見すればいいやと思いながら5分。。。
スマホの画面を消してテーブルに置きました。
お、おもしろい。
そう思った理由が「何」かわからない。
キャストなのか、映像なのか、音楽なのか。
わからないけれど、開始5分でもっていかれた。
主要キャストのほとんどは「おじさん」もしくは「おじいちゃん」
しかも、半分くらいは会議室のシーン。
なのにおもしろい。
現実過ぎて現実に見えない正直笑っちゃうくらいの会議。でも日本の会議ってこんな感じなんだろうなと思わせるリアリティ。
初めてゴジラが姿を見せたときの絶望感。
え、これゴジラなの・・・ってなる(俺が知ってるゴジラじゃない)
恐怖
恐怖
絶対話通じないでしょっていう目をしてる。
虚構VS現実
まさにこれ
虚構VS虚構という映画はたくさんある。
ヒーロー物、ロボット物。
けど、この映画は圧倒的に虚構VS現実。
自然災害にも似た圧倒的絶望。
アメリカ映画だったらロボットだして、町が壊れようが人がいようが関係なしに倒すんだろうなという展開。
日本人らしい地味な倒し方も現実的でおもしろかった。
お涙ちょうだいや、中途半端な恋愛が全く無くてこだわりを感じました。
日本の映画はこうでなくちゃいけないと改めて。
ただ、ゴジラが自衛隊に撃たれているときに可哀想とか悲しくなったのは、ゴジラが完全悪ではないからで、生きるためにそこにいただけだから。
不謹慎にもゴジラが東京を壊しているときに、江戸川区(僕が住んでいる町)には来ないでくれよと思ってしまったときに、そういえば東日本大震災のときにもそう思ってしまったなとかいろいろ考えて辛くなった。
この映画でいえば虚構かもしれないけれど、虚構のような現実は実際にあって、虚構のような現実とも戦っていかなければいけない。それでも生きていかなければいけない。
そんな映画「シン・ゴジラ」でした。
会議会議の連続で
「事件は会議室で起きてるんじゃない!」
って言いたくなるところなんですが
それが日本の良いところかもって少しだけ思えるような映画。
おすすめです。
読みにくい文章、長文で失礼しました。
では