美容師マエダユウヤ blog

東京、亀有のヘアサロンcomodoで働いているマエダユウヤのブログ

外国人風カラーより派手髪のほうが傷まない


ども前田です。


今日はタイトル通り

意外と知られていないかもしれない外国人風カラーより派手髪のほうが傷まないかもしれないという話です。


まず、外国人風カラーとはどんなものか

簡単に説明するとアジア人特有の「赤み」を消した透明感のある「グレー」「ベージュ」などの色です。
最近でいうと「ブルージュ」や「グレージュ」といったりします。


f:id:yuuyamaeda:20170623131008j:plain


こういったグレー系や



f:id:yuuyamaeda:20170623131354j:plain


こんな感じのベージュ系カラーです。

外国人風カラーにするときに一番大事なことは「透明感」を出すことです。

そして、透明感を出すには「黒み」や「赤み」をまず壊してからでないと出ません。
そのために一度ブリーチ(簡単にいうと髪の漂白剤)が必要になってきます。
(まれに髪質によってはブリーチしなくても透明感が出る方もいます。)


そうしますと、ブリーチ+カラーをしなければいけないので良い色と引き換えに相当なダメージが出ます。

基本的にブリーチ+カラーをしたかたは、毛先がパサパサになるためトリートメント+アイロンやコテ巻きが必須になってきます。

色味も薄いので、1ヶ月に一度はカラーを入れないとキレイな色は保つことは難しいです。


キレイな外国人風カラーを保つにはこれだけのデメリットがあるということを覚えておきたいと思います。

めんどくさがりの方にはオススメしません。

でも、これだけ書いておいてなんですが僕はキレイなカラーが好きなのでオススメします。笑







そして派手髪の話。

f:id:yuuyamaeda:20170623133514j:plain


こんな感じや



f:id:yuuyamaeda:20170623134327j:plain



こんな感じのビビッドなカラー


こっちのほうが派手だし傷むんじゃないのと思っている方が多いんですが意外とこちらのほうが傷みが少なかったりするんです。

「黒み」「赤み」を消すためにブリーチをするまでは一緒なんですが、こういったビビッドな色の場合、マニキュアや塩基性カラーが使えます(髪のキューティクルや内部は破壊せず、まわりに吸着するような染料)


ブリーチ一回のダメージのみで出来るんです。
なので、外国人風カラーよりもダメージが少ないです。
やりたい色によってはブリーチが2回必要な場合もあるので絶対ではないですが。




じゃあマニキュアで外国人風のカラーは出来ないの?
という疑問。

正直、できないことはないんですが、マニキュアのほうがカラーよりも色持ちが悪いので、外国人風カラーのような薄い色ですと、普通に髪を洗っていれば1週間ほどで金髪に戻ってしまうので、コストパフォーマンス的にオススメしません。




こういったカラーをしたい方の参考に少しでもなれたら幸いです。




ちなみに載せている写真は全て僕がカラーして撮影させていただいたモデルさんです。




質問などありましたらLINEまで


ID@yiw8207v

では